毎日俳句大賞は、いまから26年前、毎日新聞の創刊125年を記念し1997年に創設され、四半世紀以上にわたり、優れた俳句作品を顕彰してきました。26年の間には、未曾有の自然災害、世界を震撼させる事故や事件、紛争、戦争、政変、経済の浮き沈みなど、国内外でさまざまな事象が起こり、社会のありかたや形も、刻々と変化をしてきました。
これまでと同じことを、同じように続けることが、普遍の形ではないはずです。と同時に、変わりゆく時代のなかにあって、決して変わらない不変のものを見つけること、心の眼を研ぎ澄まして探しつづけること、それを未来につなげていくこと、それが大切なことだと考えます。
このたび、昨年度(2022年度)の第26回毎日俳句大賞を最後に、同名の顕彰事業は終了することにいたしました。
毎日新聞紙面には、俳句だけではなく短歌を投稿する歌壇もあります。今後は、毎日新聞の俳壇・歌壇で、皆さまからの投稿をお待ちいたします。
26年にわたり「毎日俳句大賞」にご支援をくださったすべての方がたに、心より御礼申し上げます。