一般愛好者の短歌や俳句を、大きく紙面を用いて掲載する新聞がある国は、世界でおそらく日本だけです。「新聞俳壇」「新聞歌壇」のことです。
俳句の大衆化は江戸時代に始まっていました。そうした歴史も、新聞歌俳壇が今につづく理由のひとつといえるでしょう。将来は国際化がすすみ、多言語メディアによる掲載が始まるかもしれません。
日本で新聞俳壇ができたのは明治も中ごろです。新聞俳壇の歴史と事象について、本サイトでも少しずつ紹介していく予定です。
INFORMATION
2023.06.05
2023.06.01
2023.05.28
〈お詫び〉
次回の更新について、数日内に、今後のお知らせをいたします。
夏井先生のご選の結果をお待ちでおられる投稿者のみなさまには、深くお詫び申し上げます。
〈本連載で今までにとりあげた忌日季語一覧について〉
上記お知らせとともに、アップいたします。
〈夏井いつきの俳句チャンネル〉
YouTube「夏井いつきの俳句チャンネル」で、本サイト連載の「発掘忌日季語辞典」をテーマにお話くださいました。ぜひご覧ください。
【傍題】
力石忌
【解説】
『週刊少年マガジン』にて連載の「あしたのジョー」にて、ジョーのライバルであった力石徹の亡くなった日。
1970年第9号(2月22日号)にて力石は死亡するが、その後、寺山修司の呼びかけで実際に葬儀が行われたのが3月24日。ひとまずこの葬儀の日を忌日として提案したい。
【傍題】
カカ・ムラト忌
【解説】
2019 年12月4日、日本の医師、中村哲が亡くなった日。
アフガニスタンにて移動中に武装勢力に銃撃され死去。
6月9日〜12日
・青蛙おのれもペンキぬりたてか(芥川龍之介)
・ちやぐちやぐ馬こ飾らぬ馬のかがやけり(戸塚時不知)
・郭公の声のあけくれ吾子育つ(木村蕪城)
・落し文ひらきて罪をひとつ負ふ(大橋敦子)
◇自選200句で読む黒田杏子の俳句世界
・第一句集から最新句集まですべての句集でたどる黒田杏子の軌跡
「俳句αあるふぁ」N0.171(2019年春号)より転載(無断転載禁止)
◇俳人・黒田杏子(俳句αあるふぁ編集部)
俳句界に大きな足跡を残した黒田氏を偲び、生前の業績をふり返ります。(全4回予定)
【6】『証言・昭和の俳句』を読み終えて(最終回)
『証言・昭和の俳句』を通読して得られる刺激や感想は多種多様です。単独でインタビュアーの役目を全うし、そして次世代への記憶の継承を願って復刊にこぎつけた黒田杏子氏の苦労が結実したこの一冊が、「平成/令和の俳句」の歴史として回想される日もあるかもしれません。
◇『俳人協会賞作品集 第三集』を読む(俳句αあるふぁ編集部)
『俳人協会賞作品集 第三集』は、平成9~30年度までの33冊を収めます。全4回にわたり、トピックごとに受賞句集を読み解いてみました。
【1】諧謔と抒情の時代
【2】昭和俳句の残響
【3】地方の視点
【4】有季定型の成熟
◇「俳人協会所蔵名品展 -近世俳諧の潮流・歴代会長八名の足跡-」
公益社団法人俳人協会は昨年(令和3年)、創立60周年を迎え、 60周年記念事業として、俳句文学館(東京都新宿区)にて、上記特別展を開催しました。