空の歳時記365日

  • 空の歳時記365日(鑑賞・俳句αあるふぁ編集部)
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    8月9日〜12日

    ・黙禱のしづけさ空にとりまかれ (藤木清子)
    ・灯を消して寝につく喜雨の音のなか (本宮哲郎)
    ・朝顔や濁り初めたる市の空 (杉田久女)
    ・秋暑く雲の奔騰なほ続く (中村与謝男)

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    8月5日〜8日

    ・炎天こそすなはち永遠の草田男忌(鍵和田秞子)
    ・うすものを着て雲の行くたのしさよ(細見綾子)
    ・なんとなく飛べそうな空今朝の秋(岸本マチ子)
    ・天の川わたるお多福豆一列(加藤楸邨)

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    8月1日〜4日

    ・八月の空やしづかに人並び(柿本多映)
    ・子を殴ちしながき一瞬天の蟬(秋元不死男)
    ・人々に夜空は一つ揚花火(須藤常央)
    ・窓広く夏の終りとなつてゐる(阪西敦子)

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    7月29日〜31日

    ・空へ消えゆく人を見てお花畑(加藤三七子)
    ・涼風の曲りくねつて来たりけり(小林一茶)
    ・をさなごと雲見てゐたる晩夏かな(押野 裕)

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    7月25日〜28日

    ・麦藁帽ひとつぐらゐは雲欲しき(大牧 広)
    ・西日照りいのち無惨にありにけり(石橋秀野)
    ・鯖鮨に雨うつくしき近江かな(皆川盤水)
    ・天日のふるえや空蟬のなかの洞(石牟礼道子)

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    7月21日〜24日

    ・雲の峰上手に死んでやらうかな(栗林千津)
    ・紅蓮天上をいま櫂の音(九鬼あきゑ)
    ・一天に鳥を許さぬ暑さかな(櫛部天思)
    ・全天の夕焼皿をあらふなり(小澤 實)

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    7月17日〜20日

    ・打ち水の潦に匂ふ空の青(竹久夢二)
    ・帰らざるものばかり見え夏の雨(渡辺誠一郎)
    ・白南風やマストにかはるがはる鳥(土肥あき子)
    ・天皇の白髪にこそ夏の月(宇多喜代子)

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    7月13日〜16日

    ・泣けば雨笑へばダリヤをどりくる(岩田昌寿)
    ・梅雨明けや胸先過ぐるものの影(吉田鴻司)
    ・青胡桃しなのの空のかたさかな(上田五千石)
    ・背泳ぎの空のだんだんおそろしく(石田郷子)

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    7月9日〜12日

    ・涼しくて空の遠くを見てゐたる(黛 執)
    ・仲見世の空くれなづみ花鬼灯(山下道子)
    ・雨降りを林とおもふ月曜日(鴇田智哉)
    ・朝焼の雲海尾根を溢れ落つ(石橋辰之助)

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    7月5日〜8日

    ・水無月や風に吹かれに故郷へ(上島鬼貫)
    ・浜木綿の香に鳴りいづる星の数(黒田杏子)
    ・七夕竹空あをあをと暮れにけり(大石悦子)
    ・夕立の空傾けて妙義山(川崎展宏)

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    7月1日〜4日

    ・向日葵の空かがやけり波の群(水原秋桜子)
    ・夏空へ雲のらくがき奔放に(富安風生)
    ・もう空を容れず青田となりにけり(富吉 浩)
    ・仙人の落ちて来さうな合歓の空(松澤雅世)

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    6月29日〜30日

    ・咲き満ちて天の簪百日紅(阿部みどり女)
    ・蛍に暮れねばならぬ空のあり(稲畑汀子)

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    6月25日〜28日

    ・黒南風に嫌人癖の亢ずる日(相馬遷子)
    ・子規の風吹く六月の晴れ間かな(下坂速穂)
    ・太陽に掲げて選び捕虫網(田中春生)
    ・水星へ無人探査機枇杷うるる(後藤恵子)

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    6月21日〜24日

    ・夕映えは照れやの鬼の「ありがとう」(鎌倉佐弓)
    ・ありとあるものの梅雨降る音の中(長谷川素逝)
    ・今年竹空をたのしみはじめけり(大串 章)
    ・雨の日の一日こぼれ柿の花 (倉田紘文)

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    6月17日〜20日

    ・ラムネ飲む空のこくんと鳴りしとき (嵯峨根鈴子)
    ・落日をたしかめにゆく蝸牛(塩野谷仁)
    ・さみだれや船がおくるる電話など(中村汀女)
    ・手にとれば月の雫や夏帽子(泉 鏡花)

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    6月13日〜16日

    ・空がある毛虫の明日には空がある(永 六輔)
    ・南風のおもてをあげてうたふかな (木下夕爾)
    ・あぢさゐの鞠のかなたの空のこる(柴田白葉女)
    ・雨がふる恋をうちあけようと思ふ (片山桃史 )

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    6月9日〜12日

    ・キッチンの天窓にくる緑雨かな(小西雅子)
    ・天上も淋しからんに燕子花(鈴木六林男)
    ・月いでて見えわたりたる梅雨入かな (飯田蛇笏)
    ・日没のまへの日が差す苔の花(日隈恵里)
     

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    6月5日〜8日

    ・白靴や雲ゆつたりと雲の上(草子洗)
    ・あけっぱなした窓が青空だ(住宅顕信)
    ・夜の雲のみづみづしさや雷のあと(原 石鼎)
    ・短夜や空とわかるる海の色(高井几董)

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    6月1日〜4日

    ・大空の吹かれてゐるや青あらし(松瀬青々)
    ・あっと指さす翡翠は空の色 (白川陽子)
    ・身をそらす虹の/絶巓/処刑台(高柳重信)
    ・捩花にすこしななめの雨がふる(村上鞆彦)

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    5月29日〜31日

    ・空は我を生みし蒼さや花卯つ木(渡辺水巴)
    ・鰺刺や空に断崖あるごとし(林 翔)
    ・いつも日暮アカシアの花仰ぐのは(石田郷子)