空の歳時記365日

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日 NEW

    11月29日〜30日

    ・凩の果はありけり海の音(池西言水)
    ・空といふ自由鶴舞ひやまざるは(稲畑汀子)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日 NEW

    11月25日〜28日

    ・なかぞらに風は笛吹き冬珊瑚(飴山 實)
    ・茶の花の白いとしめば曇りけり(徳永夏川女)
    ・廃駅あり冬の落暉を見るために(永島靖子)
    ・これやこの冬三日月の鋭きひかり(久保田万太郎)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    11月21日〜24日

    ・見てゐるはいつも裏なり冬の雲(髙勢祥子)
    ・木の葉舞ふ天上は風迅きかな(太田鴻村)
    ・青空と荒野を愛し子を抱かず(津沢マサ子)
    ・冬鷗夕日まぬがれがたく浴び(村上鞆彦)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    11月17日〜20日

    ・しぐれふるみちのくに大き仏あり(水原秋桜子)
    ・白日は我が霊なりし落葉かな(渡辺水巴)
    ・八つ手咲き夜も青々と天ありぬ(菖蒲あや)
    ・こぼれては風拾ひ行鵆かな(加賀千代女)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    11月13日〜16日

    ・綿虫の夕空毀れやすきかな (佐藤鬼房)
    ・帰り花空は風音もて応ふ (廣瀬直人)
    ・七五三石段天に到りけり (野口里井)
    ・柊咲くいつからを夕暮れと呼ぶ(塩野谷仁)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    11月9日〜12日

    ・玉の如き小春日和を授かりし(松本たかし)
    ・また空を噴煙とほる枇杷の花(大岳水一路)
    ・昇る陽の色となりつつ尾白鷲(渡辺和弘)
    ・雲一つ置かぬ空なり猟銃音(鈴木厚子)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    11月5日〜8日

    ・日が射して山かるくなる神無月(中尾寿美子)
    ・黄落期星のひとつに我ら棲み(岡本差知子)
    ・屋上のここからが空冬が来る(遠藤由樹子)
    ・青空や神も蜜柑も八百萬(山本紫黄)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    11月1日〜4日

    ・夜空には数ふる星よすぐ冬よ(高木晴子)
    ・ペルシアより空を飛び来し大絨毯(有馬朗人)
    ・空はみささぎ花鶏など居させむ(飯島晴子)
    ・君んちの毛布をめくったら夜空(神野紗希)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    10月29日〜31日

    ・とろとろと冬の近づく曇り空(日美清史)
    ・水くらくあをぞらうつす松ぼくり(堀下翔)
    ・秋惜む神を恐れぬ高さより(今橋眞理子)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    10月25日〜28日

    ・青空の押し移りゐる紅葉かな(松藤夏山)
    ・秋嶺となりておのおの天に帰す(太田 嗟)
    ・あをぞらのつめたくなりし秋燕忌(神蔵 器)
    ・コーヒ店永遠に在り秋の雨(永田耕衣)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    10月21日〜24日

    ・手鏡やみ空の鵯の声を追ひ(川端茅舎)
    ・金木犀耳空つぽに晴れわたり(宮地英子)
    ・松手入して青空もかたち佳し(横澤放川)
    ・銀杏にちりぢりの空暮れにけり(芝不器男)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    10月17日〜20日

    ・によつぽりと秋の空なる富士の山(上島鬼貫)
    ・一痕は大空にあり鵙の贄(柿本多映)
    ・江戸の空東京の空秋刀魚買ふ(摂津幸彦)
    ・大空の雲はちぎれて秋祭(前田普羅)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    10月13日〜16日

    ・吾亦紅風が持ち去る日月よ(渡辺桂子)
    ・雁の声のしばらく空に満ち(高野素十)
    ・干烏賊に島の日照雨のいくたびも(清崎敏郎)
    ・月下の宿帳/先客の名はリラダン伯爵(高柳重信)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    10月9日〜12日

    ・雲を見るほかなく角の伐られけり(岩田 奎)
    ・秋晴の運動会をしてゐるよ(富安風生)
    ・虫の夜の星空に浮く地球かな(大峯あきら)
    ・十月のやたらさみしい雨の朝(中内亮玄)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    10月5日〜8日

    ・稲刈つて鳥入れかはる甲斐の空(福田甲子雄)
    ・一歩出てわが影を得し秋日和(日野草城)
    ・空も酔ふ笛の一節くんち来る(中尾杏子)
    ・散るものに十三夜月ひかり与へ(村越化石)

  • 空の歳時記365日
    空の歳時記365日

    10月1日〜4日

    ・空は太初の青さ妻より林檎うく(中村草田男)
    ・青空のしんとありけり唐辛子(行方克巳)
    ・蛇笏忌の空屈強の山ばかり(飯田龍太)
    ・空くるり吸はれて菊に奥のある(宮﨑莉々香)

  • 空の歳時記365日(鑑賞・俳句αあるふぁ編集部)
    空の歳時記365日(鑑賞・俳句αあるふぁ編集部)

    9月29日〜30日

    ・忽然と空に吸はれし秋の蝶 (蟇目良雨)
    ・永遠のやうないちにちあきのそら(南十二国)

  • 空の歳時記365日(鑑賞・俳句αあるふぁ編集部)
    空の歳時記365日(鑑賞・俳句αあるふぁ編集部)

    9月25日〜28日

    ・白雲と心かよはせ秋遍路 (櫨木優子)
    ・秋天の微塵となつてゆく離陸 (岩岡中正)
    ・秋高し羽あるものは羽を信じ (ながさく清江)
    ・月光を舐めては透ける舌の先 (高岡 修)

  • 空の歳時記365日(鑑賞・俳句αあるふぁ編集部)
    空の歳時記365日(鑑賞・俳句αあるふぁ編集部)

    9月21日〜24日

    ・天に雨の降り残しなし鬼薊(澤 好摩)
    ・野分晴サーファー波を横走り(德田千鶴子)
    ・イヤフォンを外せば釣瓶落としかな(津久井健之)
    ・椋鳥去つてしまひし雲の動きけり(稲畑汀子)

  • 空の歳時記365日(鑑賞・俳句αあるふぁ編集部)
    空の歳時記365日(鑑賞・俳句αあるふぁ編集部)

    9月17日〜20日

    ・天に雨の降り残しなし鬼薊(澤 好摩)
    ・野分晴サーファー波を横走り(德田千鶴子)
    ・イヤフォンを外せば釣瓶落としかな(津久井健之)
    ・椋鳥去つてしまひし雲の動きけり(稲畑汀子)