著者は2016年に第62回角川俳句賞を受賞しており、受賞後最初の句集です。一読して感じるのは句柄の広さで、硬軟さまざまの句が収められていますが、主調をなすのは、日常を切り取り、読者の微苦笑を誘う句です。