戦後から平成末期までの俳句界に大きな足跡を残した金子兜太。本書は兜太の「海程」に属したさまざまな世代の15人の俳人がインタビュー形式で自身と兜太との関わりを追想した一冊です。 驚くような秘話に刺激を受けつつ俳句の歴史の一幕を垣間見しながら、兜太という大俳人の謦咳に接した弟子たちの敬愛に満ちた追想に触れて、胸が熱くなります。