俳句αあるふぁ編集部
『証言・昭和の俳句 増補新装版』(2021年8月コールサック社/定価:3000円+税)が、2021年の終戦の日に合わせて再刊されました。
黒田杏子氏が、昭和の俳人13人におこなった本格的なインタビューを収録した一冊です。
かつて「俳句」で連載されたのち、『証言・昭和の俳句』(上下巻、角川選書、2002)として刊行されたものの、増補新装版です。
【6】『証言・昭和の俳句』を読み終えて(最終回)
『証言・昭和の俳句』を通読して得られる刺激や感想は多種多様です。単独でインタビュアーの役目を全うし、そして次世代への記憶の継承を願って復刊にこぎつけた黒田杏子氏の苦労が結実したこの一冊が、「平成/令和の俳句」の歴史として回想される日もあるかもしれません。
【5】時彦と曹人の「昭和の俳句」
金子兜太、三橋敏雄らのインタビューから浮き上がる句作と論争の歴史も「昭和の俳句」であれば、時彦と曹人のインタビューで語られる裏方の事情も「昭和の俳句」の一部分です。今回はこのふたりに焦点をあてます。
【4】東奔西走する「昭和」の俳人たち
『証言・昭和の俳句 増補新装版』を読み進めるうえで知っておきたい俳句の歴史を紹介する本シリーズ、今回は1950年代以降の証言に注目します。
【3】戦後俳句のはじまり――紙不足・新雑誌・復員
【2】「昭和の俳句」を方向づけた戦前・戦中の俳壇の熱気
【1】13人のインタビューから浮き上がる「昭和の俳句」のシルエット